qwertyより速く打てるとのことで一部の人に評判のdvorak配列ですが、OS側でdvorakにしてしまうと全ての動作が入れ替わってしまうし戻すのも大変なのが悩みの種。そこでドライバを乗っ取ったりフックを利用したりすることによってdvorakを実現するようなソフトウェアが多く利用されている。
しかし、配列いじりが高じて、日本語入力の方式を通常のローマ字から 蒼星 や JLOD のような変態めいた日本語入力方式にしたら話は変わってくる。「c」段で「か」段を入力出来るようにする位の単純な改良ならIMEの設定だけで済むのだが、理想の入力方式を求めるとなると、多くのIMEで設定出来る範疇を超えてしまう。そこで、IMEがオンになってるときに入力方式に従って打鍵されたキーを通常のローマ字であるかのようにすり替える、そういうキーの入れ替えが必要となってくる。
この場合に重要なのは、前に打鍵したキーによって次のキーをどうすり替えれば良いかが変わってくることである。つまり、単純に一つのパターンの通りに入れ替えるだけでは駄目なのだ。また、当然ながら、IMEのオンオフを識別する必要がある。
自分はこれを のどか (窓使いの憂鬱のvista以降対応版)の設定ファイルを書くことで実現していたのだが、IMEのオン、オフの判定が上手く行かない時があり、また、少しの設定変更に設定ファイルを毎回直に書き換えなければならなかった。(といっても個人的にはのどかは細かいキーカスタマイズには欠かせない)
そこで DvorakJ を発見。数多くの日本語入力方式に対応し、かゆい所に手が届く設定の切替を簡単に行える。キーの入れ替え自体はフックとAutoHotKeyで行っているみたい。作者さんの更新ペースが凄いです。AutoHotKeyであれだけ書くとか凄かった。
と言うわけでDvorak,JLODの練習をDvorakJを使って暫くやってみようと思う。次回はJLODを更に改造して同段で指を動かすことを徹底してみた配列の紹介でも。これはのどかの設定ファイルで実装してます。でも徹底した余り右手の負担が上がってネタ配列になっている気がする・・・。