後編では、10連鎖を越えるような大連鎖に必要な技術について解説します。なお、僕はDSでの「爆発せり上げ無し」のルールを前提として解説します。これが有りだと別のゲームと化し、殆ど参考にならないので御注意を。また、DS以外では落下速度が速いため、ここに挙げた方法は余り通用しないかもしれません。
なお、この解説は完全に独自研究の枠を出ないもので有り、ウィキペディアに書けばフルボッコに遭うような類のものです。御注意下さい。
さて、前編で挙げた連鎖を使いこなせるようになれば、貴方は10連鎖程度出来るようになるとは思います。しかし、それを越える大連鎖となると、話が変わってきます。というのも、適当に消してると手近なパネルが無くなって、連鎖を続けられなくなるのです。また、変な所で予期せずパネルが消えて連鎖が切れる確率も高まります。20連鎖越えなどは、殆んど全てのパネルを使わないと出来ません。そのためには、無駄な消しを減らし、フィールド全面のパネルを消費するよう上手く連鎖を誘導する必要が有ります。ここでは、その為に僕が行なっている方法を紹介します。
簡単に流れを説明します。開幕直後に最上段までせり上げ、フィールドをパネルで一杯にします。その後、主に真ん中4列で連鎖を行い、どんどん連鎖を下に降ろしていきます。最下段まで達したところで横→横消しメインに切り替え、横からパネルを補充しつつ全パネルを消費するのを狙います。
それでは、実際の写真を交えつつ、細かく説明します。
まず最上段までせり上げますが、ここで、15連鎖以上したいなら、パネルを平らにしておくと良いでしょう。このことにより隙間なくパネルを詰めることが出来、利用するパネルを増やすことが出来るからです。
そして、連鎖を開始します。上から2〜4段目位で連鎖を始めるのが良いと思います。あまり下で連鎖を始めると、上段で連鎖と関係の無いところでパネルが予期せず消えてしまう可能性が有るからです。
この際、横→横をやり過ぎると、消えているパネルの上に乗せるパネルが無くなり、連鎖を続けられなくなるので注意しましょう。また、縦→縦を連ねて一気に一列だけ掘り進むのも宜しく無いです。最下段まで降りていざ横に消す際に、上にパネルが大量に有ると不都合です。
縦消し、横消しを組み合わせながら、上手に最下段近くまで降りましょう。真ん中付近で連鎖を続けつつ、適宜両端の列からパネルを補充するのが良いかと思います。
さて、最下段近くまで降りたとき、ここが最大の山場です。最下段で連鎖を安定して続けるには、横→横消ししか有りません。つまり、縦→横消しを使って最下段に入り込み、そこから横→横消しを続けることが必要とされるのです。
その為にはどうすれば良いかを考えてみます。まず、縦→横消しで最下段に入るため、最下段に2つ以上有るパネルを把握する必要が有ります。幸いDSではHARDでも5種類しかパネルが無いため、必ずどれかのマークは2つ以上存在します。どのマークが2つ有るかを把握し、そのマークのパネルを上から落とすことを念頭に縦消ししましょう。
しかし、毎回上手く行く訳では有りません。そこで、横消しを繋げることが出来無いのに最下段に間違って縦消ししてしまった時のフォロー術も紹介します。
具体的には、<a href="#label-8">縦→横.2</a>の形で、もう一回最下段へ侵入するための縦消しを行うことが可能になります。横の列の方が高くなっているはずなので、横から二つのパネルを補充出来、割と成功します。また、<a href="#label-8">縦→横.2</a>の形で連鎖を今消している場所より上段に上げることも可能です。
ただし、このようなフォロー術は真ん中の列が周囲の列より低いことに依存しているので、あまりやり過ぎると周囲の列との高さの差が無くなってしまい、連鎖が中途半端に終わってしまいます。あくまでも最下段に侵入するための補助として、上手く使いましょう。
そして、最下段で<a href="#label-15">横→横</a>消しを行う訳ですが、ここが数手先を読むことを最も要求される場所です。しかし、連鎖のパターンが限られているのでそれほど苦労しないでしょう。
理想的には、自分の消している場所に上にはパネルが無く、両端2列からパネルを補充し続けている状態です。この場合は比較的楽ですが、あまり高い所から補充すると落下に時間がかかって連鎖に間に合わなくなることが有るので、数手先を読んで早めに行動しましょう。<a href="#label-16">横→横.1</a>と<a href="#label-17">横→横.2</a>、場合によっては<a href="#label-19">横→横.4</a>を駆使して頑張って下さい。
また、理想的に行かなかった場合、自分が消している場所の上に大量のパネルが有ることも有ります。消している周囲のパネルを自由に動かせず、<a href="#label-17">横→横.2</a>が使えない為詰んでしまうことも多いのですが、2手先まで読めていれば、上手くパネルの上下移動を制御して、失敗を格段に減らすことが出来ます。
そういう場合あ、<a href="#label-18">横→横.3</a>の形で連鎖の位置を上げて、パネルの山の内部から上側へと脱出を図るのも手です。この形が予期せず出来ることも有りますが、こういうチャンスも逃さないようにしましょう。ただし、この方法も先述のフォロー術と同じ弊害を伴うので注意は必要です。
そして、連鎖の終わりです。
この図では<a href="#label-19">横→横.4</a>で連鎖を1つ伸ばせるのですが、結局は失敗してしまいました。