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皆さんはタイル型WMなるものをご存知だろうか。簡単に言えば、ウィンドウが重ならず、タイルのように並べて表示するようなWMのことです。ウィンドウが好き勝手な位置を取らないことは、すなわちキーボード操作との親和性の高さを表します。好き勝手な位置を取る場合は矢印キーで移動せねばならないのを、レイアウトや位置の切り替えは一つのショートカットキーで出来るのですから。

タイル型WMとして有名なのは、awesome,xmonad,ionなどですが、どれも軽量だと言われ、もっさりとした高度なデスクトップ環境に対して好む人がいます。しかし、WMはあくまでWMで有り、デスクトップ環境では有りません。GnomeだってWMのMetacityだけを見れば軽量なものです。

タイル型WMは、シンプルでいながらスクリプトやメニューファイルなどをガリガリ書くことによって好き勝手にカスタマイズ出来るものが多く、それ故デスクトップ環境を不要で有るとする人が多いのが、タイル型WMが軽量で有るとの印象に繋がっている部分も有ると思います。

要は、タイル型という選択肢の中、変態WM使いじゃなく、普通のデスクトップ環境にWMがタイル型という選択肢が有っても良いのでは、ということです。というわけで、KDE環境のWMをawesomeというのをこれから試すつもりです。awesomeは初期設定のままでも十分使えるので、大してガリガリカスタマイズしないぬるい使い方を試してみます。なお、試した結果はそのうち書くつもりです。